2014年7月4日金曜日

7:3:2014 イーグル・キス

イーグル・キスhttp://www.warrencampdesign.com/wcampwebdev/famousEagles/freedomAndJeff.html

2010年の記事ですが、今も広く伝えられています。
鷲の愛、奇跡のような抱擁を感じられる、素晴らしいストーリーです



フリーダムとジェフ
 
僕とフリーダムが出会ってから、この夏で11年。
彼女がやって来た1998年、彼女はまだ赤ちゃん鷲で、両方の翼が折れていた。
手術をしても、左の翼をいっぱいに広げることはできなかった。
4か所も骨折していた。
彼女は、僕の大事な子だ。



フリーダムがやって来た頃、彼女は立ちあがることもできなかった。
左右の翼は折れていた。
ひどく痩せていて、シラミだらけだった。
彼女に生きてほしい。僕達は決めた。
そして獣医に連れていった。


その時から、僕は彼女の傍を離れなかった。
大きな犬用のキャリアの蓋を外して彼女を入れ、
彼女の寝床として
細断した新聞を山のように入れた。


僕はよくそこに座って語りかけたものだ。
生きるんだよ、頑張って、と。
彼女はそこに横たわり、
あの大きな茶色の目で僕を見ていた。
僕達は何週間もの間、チューブで栄養をあげたものだ。


このようにして4~6週間が過ぎた。
それでも彼女は立ち上がることができなかった。


とうとう時が迫ってきた。
あと1週間で彼女が立ちあがることができなければ、
安楽死させると言われた。
ひどい苦痛とリハビリ…
その一線を越したくはないよね。


死という選択が優勢になっていた。
あの金曜日、彼女は安楽死されることになっていた。
僕はその前日、木曜日の午後に会いにゆくことになっていた。


あの木曜日、僕はケアセンターに行きたくなかった。
彼女が安楽死させられるなんて耐えられなかったからだ。
でも、とにかく僕は行った。


部屋に入ると、皆が満面の笑みで待っていた。
僕はすぐさま、彼女のケージの所へ駆け寄った。
 
 
そこで彼女は
自力で立っていた。
なんと立派な、美しい鷲だろう。
彼女は生きる準備ができていた。
もう、僕は泣きそうだった。
最高の日だった。
 

僕達はわかっていた。彼女は飛ぶことはできない。
そこで、グローブに留まる訓練をするようにとセンター長に言われた。


僕は彼女をグローブに慣れさせ、
足緒に慣れさせた。
そして共に、ワシントン西部の学校で教育プログラムを始めた。
僕達は新聞に載り、
ラジオに出て(信じられないだろうけど)、テレビにも出た。
TVの番組「ミラクル・ペット」まで、僕達のことを報じた。


2000年の春、僕は非ホジキンリンパ腫の診断を下された。
ステージ3だった。
けっこう進んでいる。
(主要器官一つを侵され、身体中に広がっている)
それで、僕は8ヶ月間の化学療法を受けることになった。


髪が抜けていった… ごっそりと。
何度も仕事を休んだ。


気分が良くなったら、
Sarvey(センター)に行ってフリーダムを散歩に連れて行ったものだ。



フリーダムはよく夢の中で会いに来てくれた。
そして、ガン闘病を手伝ってくれた。
何度も、何度も。
 

2000年の11月まで話を進めよう。


感謝祭の翌日、僕は最後の検査を受けに行った。
8ヵ月間の化学療法を受けて
もしガンがすっかり消えていなければ、
あとは幹細胞移植をするしかなかった。
とにかく、検査をした。
結果は月曜日だ。
月曜日に行くと、こう言われた。


ガンはすっかり消えているよ、と。
 




そこで僕は何より先に、Sarveyに行った。
あの子を散歩に連れて行くためだ。

霞の立ちこめた、寒い日だった。
彼女の所へ行き、足緒をつけた。
そして僕達は丘の頂上に登った。



僕はフリーダムに、一言も話さなかった。
でも、彼女はわかっていた。



彼女は僕を見つめ、その左右の翼で僕を包みこんだ。
彼女は翼を僕の背中に押しつけていて、それをしっかり感じた。
(僕は鷲の翼にすっかり包みこまれていた。)

そしてくちばしで僕の鼻に触れ、
僕の目をじっと見つめた。



どれくらいの時間、僕達がそうやってそこにいたかはわからない。
魔法の時だった。

彼女がやってきて以来、僕達はソウルメイトだったんだ。
とてもとても、特別な鳥。



ジェフよりひとこと:

リーダムと歩いていると、
病気だという人が僕達に話しかけてくることがあった。
するとフリーダムは彼らに少し触れる。
一度、もう末期だという男性がやって来た時は、
彼にフリーダムを持たせてあげた。
すると彼は崩れ落ちそうになって、
彼女のエネルギーが身体中を駆け巡ったって言っていた。
こんな話はたくさんある。


こんなにも素晴らしい、フリーダムというスピリットの近くにいられるのは
名誉なこと…僕は絶対に忘れない。


どうか、よかったら
この話を他の人と分かち合ってください。
ガンの闘病中の人がいたら、

そうでなくても
スゴイ話を喜んでくれる人がいたら

ぜひ知らせてあげてください!


 
Jeff Guidry and His Eagle Named Freedom

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