虹色の龍
今心工房ギャラリーさんより転記させていただきました http://manai.co.jp/gallery_info/2011/2011_1126.html |
草場一壽さんの陶彩画展が開かれていたので、観に行きました。
先月、龍を見たのですが、どのような存在なのかはわからずおいてありました。
白くしなやかな体には淡く虹色に輝く鱗・・・美しい龍でした。
そこで詳しい方に尋ねたところ、草場さんの作品を教えてくださったのです。
ありがとうございます!
ありがとうございます!
まさにこの姿。本当にびっくりしました。
お顔はもう少し、宮崎駿さんの映画に出てきた「ハク」に似た優しい顔でしたが。
この陶彩画の横にあった説明には、私が意識していた情報が答えのように書かれていました。
いま、空には雲の形をとった龍の姿が毎日のように報告されていますね。いよいよ
その時期が来ているのですね。
以下、主催者の方にお願いして写させてもらった解説内容です。本来は不可なのですが、
今なら大丈夫なのでと特別にいただきました。抜粋です。
草場一壽さま、今心工房の皆さまに心よりお礼を申し上げます。
草場一壽さん陶彩画ギャラリー あらゆる作品が掲載されています
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いにしえより、語り継がれた伝説にいわく。
世の中が混沌し、人々に不和や争い、疑心が生じたとき、7頭の龍たち、天界より集まり、
1頭の虹色の龍となりて、地上を平和へと導く・・・と。
各地の先住民の間で信仰されてきた、虹色の龍。それは単に人々の夢や空想の産物では
なく、未知と神秘の世界がまだ存在していた頃の記憶の結晶ではないでしょうか。人々は
虹色の龍を我が目で見、畏怖しながら神と崇めてきたのです。
さらに易経においては「中庸」の表象。天より地のものを見守り、過不足のない調和を
もたらすものと考えられてきました。
(中略)
中国では偉大な霊獣として皇帝の象徴とされ、日本でも水神、海神とされる龍神神話、
竜宮伝説は各地に残り、沖縄では首里城こそ竜宮ではなかったかという説もあります。
龍は豊饒と復活を表し、万物を構成すると考えられた火地風水の4大元素を司るものと
考えられてきました。
龍は、太陽神のごとく、人間の無意識の深層にいます。はるかに時代を越えながら、
一度とて忘れ去られたことはなかったものの、今では私達の前から、その姿を消し去って
しまいました。
未知の領域を征服し、神秘の世界を遠ざけて、文明のもと豊かさをひた求め、その結果、
得たものと同様、失ったものも大きいと言わざるをえません。
人々が虹色の龍を最後に目的したのはいつのことでしょう。
今や、復活のとき。
平安への道を、虹色の龍に託して。
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